先週から中学3年生全員との「学習面談」を行っています。
一人ひとりとじっくり向き合う中で、私自身が胸を熱くする場面、そして指導者としての覚悟を問われる場面がありました。今日はその中から、対照的な二人のエピソードをお話しします。
1人でもがき、壁を越えようとする強さ
最近入塾したある生徒さんは、2年生まではずっと独学で頑張ってきました。「自分ではもう、どうしていいかわからない」と入塾し、周りの仲間の姿に刺激を受けた彼は、今、誰よりも早く教室に来て自習をしています。
もともと持っていた「自ら学ぶ力」に火がつき、テストでは常に80点以上をキープ。
面談で彼は、**「志望校を上げて、進学校に挑戦したい」**と力強く宣言してくれました。
自ら限界を決めず、高い壁に挑もうとするその瞳の輝きに、私の方が勇気をもらいました
「嫌われる勇気」を持って伝えた本音
一方で、1年生の頃から通ってくれている、非常に能力の高い生徒さんとの面談もありました。
私は彼女のポテンシャルを誰よりも信じているからこそ、この1年間、彼女のペースを尊重し、優しく見守るスタンスを取ってきました。
しかし、3年生になった彼女の心は、どこか今この場所にないように見えました。
「彼女の100%が発揮されていない……。ここで伝えなければ、私は指導者として後悔する」
そう確信した私は、三者面談の席で、これまでの沈黙を破り、厳しい本音を投げかけました。
指導者としての愛情とは
お母様も彼女も、そして私自身も、その場の空気に痛みを覚えました。
正直、「嫌われたくない」という思いがなかったわけではありません。でも、受験直前になって「もっと早く言ってほしかった」と後悔させることだけは、絶対にしたくなかったのです。
たとえ嫌われてもいい、塾をやめることになってもいい。
でも、今この瞬間に彼女の本気を呼び覚ますことが、彼女の人生に対する私の責任であり、最大の愛情なのだと決断しました。
県南塾の想い
本気で向き合えば、傷つくこともあります。
けれど、県南塾はただ勉強のテクニックを教える場所ではありません。
生徒の可能性を誰よりも信じ、時にはぶつかり、泥臭く一緒に未来を切り拓いていく場所でありたい。
面談を終えた今、私は改めて決意しています。
一人ひとりが、自分の力に納得して羽ばたけるその日まで、私は逃げずに伴走し続けます。
