5/26(日)に開催された、小学生理科実験教室が無事に終了しました。
今回は金ヶ崎、水沢地区の小学生さんに参加していただき、とても楽しい実験教室になりました。
授業について
まずは、皆と一緒にじゃんけんゲームからスタート。いろいろなじゃんけんルールを決めて、挑戦しました。
その後プリントを使って頭の体操をし、いよいよ実験開始です。
今回取り扱った水溶液は、「オレンジジュース、ペプシコーラ、キッチンハイター、砂糖水、食塩水、エタノール」です。さてさて、どれが電流が流れるのか、ワクワクです。
今回は、4年生1チーム、6年生2チームに分かれて実験をしました。下のような装置を組み立て、回路を作り調べていきます。
この実験では、電気が光ること以外にも「ぷくぷく泡が出てきた!」と気付く子がいてとても驚きました。以前、中学3年生が同じ実験をしたときは気付く生徒が少なかったので、小学生の観察力はすごいなあ!と感心しました。
理科実験教室から小学生の皆さんに改めて教わったこと
実験が終わり、みんなが同じ結果になりました。「この結果から分かったことはなに?」と聞いてみると、子供たちが自信がなさそうな様子に見えたので、「お友達と自分の考えを話し合ってみて」と話すとすぐに交流が始まりました。
私は、どの学年の教科でも子供たちの学びの力を最大限に生かすには、「仲間で話すグループワーク」がとても効果的だと考えています。
子供たちは、本当は自信を持って自分の考えを発表したいだろうし、学ぶことが大好きです。
でも、なかなか発表できないのは「間違っていたら恥ずかしい、みんなと同じ考えでなければだめ…」と思い込んでいるからです。
正しい答えは(極端なことを言うと…)いらないと考えています。それより、大事にしたいのは『自分の考えを持ち、他の人に発表できる力』です。
例え答えが間違っていても大丈夫です。自分が必死になって考えた結果がなぜ違うのか、その後の説明で興味を持って聞くことで理解が深まり、10回問題を解くことより効果的です。
だから、県南塾では個別指導ではなく、「少人数制集団授業」を取り入れて、主体的に学ぶ学習スタイルを実施しています。
最後に
今回、はじめて挑戦した小学生理科実験教室は今後も不定期ですが続けていきたいと思います。
理科離れという言葉がありますが、とても残念なことです。
金ヶ崎・奥州地区の子供たちが楽しい!分かる!出来る!と言えるよう、今後も授業を磨いていきたいと思います。